かみやんの技術者ブログ

主にプログラムの話です

モデラ MODELAでバンバン、カット!

試し切り等も終わり、本格的にカット開始〜。
モデラを買う前、ブログをみていると、カットに4時間かかるとか書いてあったりして、「これじゃ毎晩1枚しか切れないな〜」「50枚カットだと50日、2〜3か月かかったらどうしよう〜」と不安でしたが、あっさりバンバン切れました。


上記は、キャスター固定台。両面テープをはがす前。かなり削りクズがついています。


上記は、両面テープをはがしたもの。薄皮一枚(0.05mmぐらい)残すZ原点出しに失敗して貫通してます。貫通すると部品が飛んだり、両面テープの粘着物がエンドミル(歯)にからみついて、さらに削りクズがエンドミルにからみついて、最悪エンドミルが折れます。上記はセーフ。Z切り込み0.3mm。カットは40分ぐらいか。


上記は、車輪。ワーク(加工対象物)幅ぎりぎりのカットなのでX原点位置の調節は気をつかいました。Z原点は上すぎて薄皮一枚が0.1mm以上になってしまっています。Z切り込み0.3mmで、カットは18分。


上記は、車輪をMODELAのテーブルから両面テープをはがして、カッターナイフで薄皮一枚をカットした直後。バリがいっぱいでてます。このあとカッターナイフでバリ取りをします。


上記は、モータ固定台。思いっきり失敗の例。Z原点出しを誤って1mm以上下にしてしまいました。つまりZ切り込み1.2mmぐらいでもエンドミルは折れないようです。Z切り込みが1mm以上あるため、空中を移動するはずのパスまでワークをカットしてしまっています。そのままエンドミルが折れるかどうか見ていましたが、折れないけれども糸状の切削クズがエンドミルにからみついて、グルグル巻きになって、そのグルグル巻きがワークに触って回転するとワークは溶けだしました。ということでモデラ停止。そのあとエンドミルの掃除は大変でしたがエンドミルが使い物にならなくはなかったです。(セーフ)


上記は、モータ固定台と車輪に付けるフランジ。いちばん左のパーツのみ穴が空いてしまっているが薄皮一枚の設定がぎりぎりでしかもワークが水平でないために左下のパーツのみ貫通した模様。ワークをモデラのテーブルに両面テープで固定するので両面テープに空気等が入ると水平がずれるようです。この板は穴が多かったので、Z切り込み0.3mmで1時間40分ぐらい。


結局、1日で10枚ぐらいカットできた。楽勝〜。

感想としては、MODELA Player4のカッターパスは全く最短経路を考えていないこれはひどい。モータ固定台+フランジのカットに1時間40分かかっているが、カッターパスを最適化すればおそらく1/3ぐらいになると思われる。。最短経路はCAMとしては必須だと思うのだが。
他にも気になる点があっていっそCAM自体を自分で作ろうかと思ってしまったが、作り始めると2〜3ヵ月は消費するし、それが売り物になるなら作ってもいいけど、あまり売れなさそうなのでヤメ。
MODELA Player4では、穴がたくさんあるカットは無駄なカッターパスが大量に発生るので時間がかかります。私はABS板でロボットを作ることにしたので、できるだけネジを使わず接着剤で接着する設計になっています。できるだけネジ穴の少ない設計にするか、ねじ穴は別途、電動ドリルやボール盤で穴を開けるのも手。

バンバンカットできたのでキャスター固定台だけ組み立ててみた。

うーん、やっぱり精確にカットされたパーツは美しい。(自己満足)