モデラ MODELA再考
昨日のエントリで、モデラでのABS切削で溶ける問題だが、「エンドミルの摩耗が原因」と推定したわけだが、今日、ロボット王国から新しいエンドミルが届いたので、さっそく切削。
全然違う!
- 新品のエンドミルでは、切削くずが細かい!
- 切削くずが板からきれいに離れていて、飛び散っている!
- 音が静か!
- 切削完了後も、ささっと手で払うだけで切削くずが取れる!
- 取り出した部品のカット面が滑らか!
- 新品のエンドミルと溶けだしたエンドミルを見比べると、確かに摩耗しているのが見える、手で触ると新品は鋭利な感じが感覚でわかる!
という訳で、やはり摩耗が原因でした。切削条件は、XY10mm/s,Z切り込み0.6mmです。
上の写真は新品のエンドミルでカットしたもの。
上の写真は摩耗気味のエンドミルでカットしたもの。
摩耗気味のエンドミルでカットしたものは、手で払っても切削くずがなかなかとれない。
ふと、摩耗したエンドミルを研ぐ人はいるのか?
と思い立って、「エンドミル 研磨」でググってみたら、
http://www.scn-net.ne.jp/~tamotin/kenma.htm
など。やはり研磨する人もいるようです。専用の研磨機もあるようです。
あと、切子を飛ばすために、プロペラをつけている人や、溶けないように冷気をあてる人や、切削油をかける人、水をかける人などいるようです。奥が深い。
冷気を当てるのは機構がおおがかり、切削油をかけるのは場を離れられなくなる、水はモデラを壊しやすい、などの理由でちょっと遠慮しておこう。プロペラは簡単につけられそうなのでやってみようかな。
でも根本の問題は、エンドミルの摩耗だと思う。