モータドライバ回路、実装中!EAGLEでパターン図
前回、実装したMP4212を使ったモータドライバ回路は、
こんな感じで黄色い電線がモッサモサ。つながっているか、絶縁されているかの確認もできない状態に。
結局この回路は動かなかった。
反省点としては、
- 電線が太かった(のちに本で調べたところ信号線ならAWG28(0.08sq)でOK)
- 回路図はEAGLEで書いたが、パターン図はEAGLEを使わず、ノートに手書きで書いた。アバウトすぎた。
- 素子同士を近づけすぎた。
- 被覆電線だけで実装するのではなく、スズメッキ線で実装するのが普通らしい
といったところ。
初心者なのでトランジスタや抵抗とかの素子だけに注力がいっていて、電線とかコネクタとかアバウトに調達していたが、電線、コネクタ、電池ボックス等も慎重に選ばないといけないらしい。
しかもネットで調達しているのでケーブルが太いのか細いのか感覚では分からないので間違えないように調達しないといけない。
AWGの規格表があったのでメモ。
規格 | 面積 | 直径 | 定格 | 備考 |
---|---|---|---|---|
AWG28 | 0.08sq | 0.38mm | 4A | 信号用 |
AWG26 | 0.14sq | 0.48mm | 6A | |
AWG24 | 0.22sq | 0.61mm | 8A | |
AWG22 | 0.37sq | 0.78mm | 12A | |
AWG20 | 0.56sq | 0.96mm | 15A | 電源はこのあたり |
ネット通販では、AWGで書いてあったり、断面積で書いてあったり、直径で書いてあるので表で確認しないと買えない。
電線まわりで、もう一点反省が、スズメッキ線をつかっていなかったことだ。今回はスズメッキ線も買った。
(これも太さの違うものをそろえればよかった)
あとは、EAGLE。
EAGLEでユニバーサル基盤で実装する場合のパターン図を書くコツだが、
- グリッド表示をONにする(私はLINEが好み)& Size 0.05インチ & Multpleを 2にする(これで0.1インチ単位でグリッド線がでる)
- オートルート(自動パターン作成)では、Routing Gridを100milにする(100mil=0.1インチ)。
- ユニバーサル基盤の目の数をちゃんと数える(私の買ったのは90mm x 72mmほどの基盤で、23点x30点のスルホール)
- パーツの外形、ピンの順等も含めて本物と同じにする、似たパーツがライブラリになければ自分でパーツを作る(似たパーツをコピーして作るのがよい)
- オートルートのやり直しは、「ripup;」コマンド
デフォルトのオートルート50milでは、ICのピンとピンの間を配線してしまうがユニバーサル基盤で、スズメッキ線ではとてもその間を通すのは危険。なので100milで。
100milにすると急にすべて結線できなくなったりするが、そのときは素子の間を空ける。
あと、EAGLEは最初の印象では大量にライブラリに部品があるので自分でライブラリを作ることは少ないのかと思ったが、実際には抵抗とかコンデンサとか簡単なもの以外はほとんど自分で作らないといけないと覚悟した方がよい。これからEAGLEを使う人は、おっくうにならず、ライブラリを作りましょう。
あとは、オートルートをすべて取り消すのは、コマンド行で「ripup;」。このセミコロンを忘れてちょっと悩みました。
という訳で基板に実装中。慣れないので疲れる〜。6時間ぐらいやりましたが、まだ1時間ぐらい分残っている。明日は、実装を終わらせて、導通試験、結線確認をして火をいれたいところ。
#ちなみに、先週、木曜日、金曜日は名古屋吹上ホールおよび東京ドームのプリズムホールで09年新卒採用の合同企業展に行ってきました。
#思ったよりも、うちのブースに人が来てくれてなにより。
#そして今日は、入社式。新入社員の真剣なまなざし、緊張した面持ち。フレッシュな感じですね。